起業について

実店舗なしで起業した実例(ネットショップ)

現在私は実店舗を持たずネットショップを運営しています。その中身について興味がある方もおられると思いますので実例の一つとして経緯や現在の実情を書こうと思います。

私が実店舗なしで起業した理由

現在私は物販をするネットショップをしていますが、実店舗は持たずに運営しています。
実店舗なしを選んだ理由は、私自身接客が得意ではないこと、できるだけ時間に縛られないスタイルにしたかったことが大きな理由です。また、店舗を構える事により、改装費や保証金も必要ですし、家賃などの固定費が上がりリスクも増える事になります。できるだけコンパクトにしたかったため、店舗は持たないことを選びました。
そして、もともと好きであったWebのページ作りに時間を使いたいと思い、現在の体制にしました。

実店舗なしで起業して良かったこと

私が運営しているショップは、複数のインターネットモールに出店しており、お客様への発送は、物流会社に業務委託をしています。現体制で私の行う業務は、仕入れた商品の物流会社への一括発送業務、商品のリサーチ、価格設定、モールの店舗づくり、出品登録、経理という形にしています。
この体制では自分の業務はありますが、いつ仕事を休んでも、お客様への発送は物流会社がやってくれるので、ずいぶん時間の自由がききます。
すこし長い時間休暇が欲しければ、ある程度それを見越して多めに仕入れ、物流会社に発送しておけば1週間程度は問題なく休むことができます。
私はその自分で作った休暇を利用して、故郷に少し長めの帰省をしましたが、旅行が好きな方なら込み合う時期を避けて海外旅行などもできるでしょう。そんな自由なスタイルが実店舗なしにして良かった点です。

実店舗なしで起業して困ったこと

他の業界を知っているわけではないので、自分の業界の事だけになりますが、実店舗が無ければ取引をしないというメーカーや問屋がある事です。無店舗であるため、売れ筋の魅力がある商品を仕入れる事ができませんでした。実店舗が無いと取引をしないと言われる理由の一つとして、メーカーの方から「商品の良さを直接伝えてほしい」という思いを聞きました。確かにネットショップではお客様と直接会話をしませんので、その思いには残念ながら答えられません。その商品は残念ながら、取り扱う事を断念しました。
また、無店舗のネットショップは実店舗が無い分、所在や業務の実態がつかみにくく、信用が得られにくいという問題もあります。私の場合は前職の経歴もあり、ある程度信用がありましたので、取引してもらえないという問題は多くはなく、助かりました。

現在の問題点と今後はどう展開していくのか

現在の問題は送料・手数料の値上げや価格競争で利益が取りにくくなっている点と、それの対策で売り上げを上げようと思うと作業が増加して今の体制では運営が難しくなりそうなところですね。
これに対して今は、取り扱う商材をシフトチェンジしていっています。できるだけ利益が取れる商材を多く見つけて利益が低いものと変更していく事で作業量が同じでも利益は確保できます。体制変更は大きなエネルギーが必要ですので、しなくても良い方法を考えています。
これからの先々については業界全体がどう変化するのかにもよりますので、その変化に応じて、その都度考えて行く予定です。

今回は無店舗でのネットショップの実情について書きました。あくまでも今回のお話は私個人のスタイルで一つの例です。ネットショップのやり方も様々ですのでご興味のある方はいろいろなパターンを探してみてください。


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