最近は副業を認める大企業も増えてきました。そして副業をしているサラリーマンの方も増えています。その中には将来的にその副業を本業として起業したい方もおられると思います。起業は失敗するというリスクが伴うものですが、副業から始める事でそのリスクをかなり軽減させることができます。起業を検討されている方は参考にしてみてください。
副業での起業はいくつもの失敗パターンを回避できる
起業で失敗するパターン① 初期費用の掛け過ぎ
最初から本業として起業する場合はお金をかけて素敵なオフィスを借りたり、機能の優れたパソコンを購入したりしたい方もおられるでしょう。
また、スタートダッシュをかけるために広告宣伝費をたくさんかけて大々的に宣伝したりもしたくなる場合もあるでしょう。
同じ事業を副業から始めるとしたらでどうでしょう?
オフィスを借りる事も、新しいパソコンを買う事もせず、お金をかけず始める事を考えるのではないでしょうか?
最初から大きく費用をかけないことは失敗するリスクを抑える事ができます。
起業で失敗するパターン② マーケティングの失敗
ビジネスのプランを立てて起業したものの、理想を追い過ぎてマーケティングができていない事もありがちな失敗です。
また、自分なりにマーケティングしてみたものの、マーケティングに慣れていない場合は、しっかりと分析ができない事も良くあります。
この場合も副業として小さく始める事で、リスクを少なくして、状況をつかみながら少しずつ事業を大きくしていく事ができます。
起業で失敗するパターン③ 事業計画通りいかず失敗
マーケティング以外でも事業計画通りいかない事はたくさんあります。
どのような仕事でも開始当初から軌道に乗るまでには時間がかかりますし、どれくらい時間がかかるかもわかりません。
また、全体のお金の流れも、実際にやってみないと見えてきません。
事業に慣れている方でない限り、机上で立てた計画通りに行く事の方が少ないと思っておいた方が良いと思います。
その様な状態も、副業から始める事で、少しずつ感覚をつかみながら進める事ができます。
小さな失敗は致命傷にはなりません。小さな失敗を経験し、軌道修正をしながら形を作っていく事で、事業自体の失敗をするリスクを軽減することが可能です。
経済的にも精神的にも安定した起業ができる
副業ではじめるということは、本業での収入が確保されている状態で起業ができる事です。それがサラリーマンの方やOLの方であれば、生活できるだけの収入は確保できているでしょう。
その場合、副業で思うほどの実績が上がらなくとも本業で生活をすることはできます。
その土台がある事で精神的にも経済的にも余裕を持って事業を進めていく事ができます。
精神的に余裕を持って事業を進める事ができれば、やりたくない仕事は受けないなどという事もできますので、自分の理想とする事業の形にも近づけやすいのではないかと思います。
副業からの起業は社会的信用を確保したまま起業ができる
最初から本業として起業した場合、起業直後はどうしても収入が不安定になります。
そのため、住宅ローンを始め、各種ローンは組めない可能性が高くなります。
また、これは別記事にも書きましたが、個人のクレジットカードは作れるものが限定されますので、条件の良いカードは作れなくなる可能性が高くなります。
これに対して、副業から起業をした場合は、本業の収入がある事で審査に落ちる事はありません。
家族がおられる方は各種ローンの事なども考慮して、起業のタイミングを計られた方が、後々困ることなく事業を進める事ができるでしょう。
起業するときに副業から始める事でリスクの軽減になったり、経済的に余裕ができたりと、いろいろメリットがあるというがご理解いただけたと思います。
ご自身の事業プランも副業から始めるスタイルを考えてみてください。