「起業をしたい」「お店を出したい」と思っておられる方もたくさんおられると思いますが、そのよう書き込みを読んで、「起業する事が目的になっているのではないか」と少し気になりました。起業はあくまでも目的ではなく手段です。起業によって自分がどうなりたいかを定める事の方が大切です。その理由についてここでは書いていきます。
起業のアイデアを探す人々
このブログを書き始めてから、起業に関することをたくさん調べるようになりました。
その中で「起業 アイデア」と検索されている方が多い事に気づきました。
起業のアイデアを探すことは悪い事ではありませんが、これが起業する事が目的になってしまっているのではないかと感じた原因です。
起業は収益を得る手段
お店を出すことで起業する場合、そのお店という手段で、収益を得る事を考える事が、最も重要です。それにもかかわらず、「理想のお店」にしようとして、それに反する判断をしてしまう場合があります。
例えば、良い立地条件のところを求め、高いテナント料の場所で始めたり、内装や食器に必要以上のお金をかけてしまったり、などというのはありがちな話だと思います。
ビジネスである限り、収益をあげて成り立たせることが大切ですが、お店を出す事が目的になってしまうことには気を付けなくてはなりません。
お店以外の起業であっても同じことです。「起業する事」が目的になってしまうと起業した時点で終わってしまいます。
そうならないよう、つねに収益を出す方にピントが合うように気を付けていく必要があります。
起業の目的をしっかり固めましょう
前の項で起業することを目的にしないようにという書き方をしましたが、起業の最初のきっかけはそれでも問題ないと思います。
ただ、起業をして事業をしていく中では、山あり谷ありですので、それらを越えていくためには確固たる、将来的な事業をする目的がある方が、揺るがずに進める事ができると思います。
事業を自分の目的を達成するための手段にすることで、今行っている事業にしがみつくことがなくなります。
それくらいのスタンスで事業を行った方が、事業に翻弄されず、溺れてしまうことなく進めて行けるのではないかと思います。
起業を目的とせず手段にすることの大切さについて書きましたが伝わりましたでしょうか?しっかりと目的を定める事で自分の芯がさだまり事業を続けることもブレなくなると私自身は考えます。ご自身で事業の目的をしっかりと考えてみてください。