起業に興味があるけど失敗するリスクを考えて中々起業に踏み出せない方もおられると思います。
結局のところ、うまく行くかどうかは、やってみなければわかりませんので、やってみるしかないと思うのです。
されど、そのような投げやりな事を言っても、何の解決にもなりません。
失敗のしない起業の仕方を、曲がりなりにも事業の経験者である私が、自分なりに整理をしてみました。
やりたい事で起業する
起業の目的はぞれぞれだと思いますが、事業計画を考える時には、「やりたいこと」「やれること」「世の中のニーズ」を考え併せて計画を考えますが、やはりその中での優先順位の1番を「やりたいこと」にする方が良いと思います。
その理由としては、小さな起業であれば起業家の考えや気持ちが、事業にダイレクトに反映されやすいです。
その事を考えると、起業家自身がワクワクできる事、モチベーションが高く保てることが会社の繁栄や発展につながりやすいと思うからです。
起業のメリットは全てを自分で決める事ができるところにあります。自分がやりたいようにワクワクできるように仕事を組み立てる事は大切な事だと思います。
失敗しにくい事業プランで起業する
事業のスタイルは様々です。BtoB、BtoC、製造、その他ビジネスにもいろいろな形式があります。その中でも事業のプランを考える時には、できる限りリスクの小さいものを選択した方が良いでしょう。
考えられることとすれば、在庫を持たないものを選ぶのもそのひとつでしょう。
物販をする場合は必ず在庫が必要のようなイメージを持ちますが、先に受注したものを仕入れるという形も考える事ができます。
また、商品を展示して売れたもののみを買い取るというやり方もあります。
もしその形で成り立たせることができるようなら、極力在庫を抱える事を避ける事でリスクを軽減させることができます。
また、運転資金に大きなお金がかかるものを避けるというのも一つの考えです。
事業がうまく回るまでには時間が要する事が多いです。また、好調であっても途中で不調になる事もあります。自分がやりたいと思う事の中でできるだけ運転資金がかからないスタイルを考えることで失敗のリスクを減らすことができます。
まずは小さく起業する
これは今まで何度も書いていますが、起業する時には理想を求めて大きく起業して失敗することもよくある事です。起業前に考えたプランはあくまでも予測ですから、予想通りの形にはならないと思っておいた方が賢明です。
大きく起業するとそれを回収する事も難しくなります。
大きな借り入れをして始めた場合などは事業がうまくいかず、事業自体は無くなり借金だけが残ってしまうという事になりかねません。
そうなる事が最も問題ですので、まずは様子を見ながら小さく始め、事業がうまく回り出してから少しずつ大きくする形を計画をすれば大きな失敗にもなりません。
資金管理はきちんとする
事業の失敗は資金不足が大きな原因です。事業には良い時も悪いときもありますので、常に余裕を持った資金管理ができることが理想です。
事業プランで売り上げ予測を立てたところで思った以上に経費が掛かり利益が取れないというようなことを私自身は何度も経験をしています。
これはあくまで個人的な話ですが、私が考えたプランなどは自慢じゃないですが100%を達成したことがありません。70%~80%の達成率が良いところです。
それを例にすれば、達成率から逆算した充分余裕のある利益構造を考える必要があるという事です。
今のような話は事業を考える方の性格にもよると思いますが、十分に利益が取れる方法を考えしっかり資金管理をすることで大きな失敗をすることを回避することができます。
今回は失敗のしにくい起業の仕方を考えてみました。起業を考えておられる皆さんもぜひ入念にプランを練ってしっかりと利益を上げられる、リスクを回避できるプランを考えてみてください