起業について

起業のアイデアを形にする方法

起業をしたいけどつかみどころがなく、何をしたら良いかわからない。という方もおられると思います。ここでは起業をカタチにできるよう起業のアイデアの絞り込みについて書いていきます。

起業することは思っているほど難しくない

起業することは大変そうで、そんな大それたことって自分には無理じゃない?本当に自分にできるのかな?と感じている人も多いと思います。それは自分自身の頭の中で「起業」というものが漠然としていることが原因ではないでしょうか?
例えば会社を設立して年商10億円以上のような会社にしていく事を考えれば大変に思え、自分にはできないと感じるかもしれませんが、起業はそもそも会社を設立しなくてもできることです。「個人事業として起業してひとりで生活できるだけの収益を得る」と考えれば起業することもさほどは難しくは感じないと思います。
起業はあくまでも目的ではなく手段ですから、起業して自分がどうなりたいのかが大切です。
まずは自分自身の頭を整理して形にしていくことから始めてみてください。

起業の目的を整理する

起業を志す理由はさまざまだと思います。例えば「ともかく今よりたくさんお金を稼ぎたい!」であったり、「今の仕事を辞めて、これからは人に接してその人たちに役立つ仕事をしたい」であったり、「子供も自立したからこれからは自分の老後を考えて新しい仕事をはじめたい」など、年齢や性別、おかれている環境によってもかなり違いがあるでしょう。
ひとりひとりの夢や目的が違いますから理想とする起業の形も様々です。自分自身の目的をしっかり中心に定めることから始めることが大切だと思います。
まずは自分自身の内側ある思いを表に出しましょう。
「自分はどうなりたいのか」を箇条書きでも良いので紙書いたりやパソコン上に書き出してみてください。そうすることで、もやもやとしてまとまりなく心の中にあったものが可視化でき気持ちを整理しやすくなります。

自分ができる事を整理する

次に今現状で自分ができることを書きだしてみてください。取捨選択は後でもできますのでこの時は関係なさそうでも全て書き出してみる方が良いと思います。例えば何らかの資格を持っていればそのすべて、今までやってきた仕事があればアルバイトを含めて書き出します。また、学生時代に習得した技術などもあればそれも含めます。
このとき、ご自身のライフプランを書き出してみることもお勧めです。ライフプランとともに考える事で今だけでなく10年後、20年後の自分を考え併せた設計をすることができます。
これらを全て洗い出して考えてみる事で、これから始まる仕事での自分の担う役割も見えてきます。

世の中のニーズを探る

やりたいことと、自分ができることの整理ができたら、次はすべきことを探りましょう。
仕事となれば世の中に求められている「お金を払ってやってもらおう」と思う事でなければ仕事としては成り立ちません。事業としてやりたい事の周辺の状況を調べる事から始めましょう。調べる方法もたくさんありますが、まず簡単にできるのは人に聞く事です。今やろうとしている事について、身近な人に聞けるような環境であれば聞いてみましょう。次にできる事はインターネットで調べる事。インターネット上には情報がたくさありますのでそれらをリサーチすることでニーズは見えてくるのではないでしょうか?もし今構想にあることがあまりない仕事であってもそれがチャンスであるとも考えられますので同様のサービスが無いから無理であるとは考えず状況把握だけをしてみてください。

Will・Can・Mustの交差点を見つける

下の図は起業や就職・転職の際の考えるべきことを図にしたものです。Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(するべきこと:求められていること)の3つが重なることを自分自身で探してみましょう。その重なった部分に入る内容であれば自分自身にとっても利用者にとってもバランスの良い起業となるはずです。

起業の事例をたくさん見よう

インターネット上を調べてみればたくさんの起業事例が掲載されています。民間だけではなく政府が関わる機関でもいろいろと実例が掲載されています。またいろいろな機関が主催をして、ビジネスプランのコンテストをおこなっていたりもしますので、ぜひ情報を探してみてください。中には自分では思いつかない発想などもありますので、起業を志す方ならワクワクして楽しい時間を過ごせるのではないでしょうか。
たくさんの人の事例を見て、自分の中に情報を蓄える事で、考えられるビジネスプランのバリエーションも増え、ビジネスの可能性も広がります。

最初はこれだ!と決められなくても、進みたい方向性はなんとなくは見えるはずです。
世の中のニーズを調べることも「自分の思い込み」が勝ってしまい正しく分析できていないこともあり得ますので、起業の前にいろいろなアイデアをだし繰り返し考えてみる事からはじめてみてはいかがでしょうか。

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