先日はクラウドファンディングの購入型について書きましたが、クラウドファンディングには数種類の形式があるようです。今回は購入型(寄付型含む)以外の形式についてをご紹介します。
クラウドファンディングの種類について
購入型よりも金融型の市場が大きい事を知り調べてみましたが、金融型は新規で起業する場合の資金調達手段というよりは、既にある企業が大口の資金を調達するための手段という印象でした。
個人としては資産運用、投資の手段としてみる方が多いと感じました。
ただし中にはベンチャー企業が利用するようなサイト、中小企業が利用するようなサイトもありましたので、参考までにタイプ分けと共に掲載しておきます。
クラウドファンディングは比較的に新しいビジネスの形式ということもあり、カテゴリーの分け方も書かれているサイトによって若干違います。
その中でも金融型のクラウドファンディングは概ね3つのタイプに分けられます。
融資型(貸付型)
融資型は事業を行う側が資産運用を目的として出資する個人の投資家から、少額の資金を集めて大口化し、企業に融資する形式です。
日本ではソーシャルレンディングもいわれ、そちらの方が一般的な言葉として浸透しているかもしれません。
融資(貸付)という形式ですので、支援者は購入型のような製品やサービスでのリターンではなく、金銭(利息)でリターンを受け取るというのが大きな違いです。
ファンド型
ファンド型は融資型と同様に資産運用を目的とした個人から資金を集め、起業に融資します。融資型と形式が似ていますが、融資型が元本+利息という考え方なのに対し、ファンド型は売上に対する分配金という形で計算されます。この形式はまだ日本では少ないようです。
株式型
株式型は言葉の通り、投資家は未上場企業の株式を取得する形式です。
投資する金額には決まりがあり、借りる企業は年間1億円未満、投資家は1社について50万円までと上限が定められています。
金融型クラウドファンディングサイトの一例
文章で一通り説明を書きましたが、イメージが湧きにくいと思いますので、私が見つけたものの一部を一例として掲載します。ご興味があるようでしたら覗いてみてください。
融資型(貸付型)
SBIソーシャルレンディング
CAMPFIRE OWNERS
SAMURAI FUND
CrowdBank
Maneo
ファンド型
株式型
CAMPFIRE Angels
イークラウド
FUNDINNO
今回調べてみて、日本におけるクラウドファンディングの歴史はまだ浅く、これから整備され、淘汰されていくのではないかという印象を受けました。
資金を調達する側にしろ、投資する側にしろ、大きなお金が動く事ですから、利用する前にはしっかりと実績などを調べてから利用されたほうが、安心して利用できると思います。