起業をする時にはビジネスプラン(事業計画)立てますが、その際にはライフプランをいっしょに描くことが大切だと私は思っています。ここでは双方の関係についてやライフプランの書き方についてを書いて行こうと思います。
ライフプランとビジネスプランの関係
起業家にとってライフプランとビジネスプランは密接に関係するものと言えます。例えば、起業する際の自己資金について考えてみれば、その資金はライフプランの中の収入から長い期間をかけて捻出することになりますし、事業計画の中で在宅での事業からテナントを借りて出店するような計画があれば、それを実現できた時点でライフスタイルも大きく変わります。また、ライフプランで家族にとってどれぐらいのお金があれば安心して暮らせるかをしっかり見極めることができていれば、自分が得る理想とする報酬をそれもとに計算し、ひとつの目標として事業を進める事ができます。このように起業家にとってライフプランとビジネスプランは密接に関係した重要なものになります。
ライフプランと共に考える事でビジネスプランがより明確に
ライフプランの中でも10年や20年という長い期間について立てた計画についてはビジネスプランを考える際にも大きく影響します。先ほどの文章でも少し書きましたが、例えば35歳に起業したとして、10年後は45歳、20年後は55歳になります。その時自分はどういう生活をいたいのか、家族はどのような状況にあるかを考えて見たり、どういうライフスタイルで生活をしたいのかなどを考えながら計画を立てる事で事業の目標を達成しようという気持ちも大きくなるはずです。
また逆に、今起業しようとしている事業が自分自身の10年後、20年後でもできるものかと考え、その見極めの必要性にも気づくはずです。体力が必要な仕事であればその年齢でもできるのか?もし難しそうなら辞める見極めがいつごろになるかや、その次の展開をどうするのかなど、漠然としていたものがライフプランと共に考える事で、より現実的に考える事ができるようになるはずです。
20代の頃ライフプランを描いてみた筆者の例
実際私は20代の後半にライフプランを書く機会がありました。まだその頃は20代でしたから、自分が30代になった時、40代になった時の事など考えたことなどなく、そこで初めてその年齢になる自分をしっかり意識しました。
そして、「私はこの頃子供を育てているのかな?」「仕事をしているのかな?」「どんな生活をしてるのかな?」などいろいろな事を考え、その時にもフルタイムでなくても何か仕事はしたいな・・・という思いがあった事を覚えています。
またライフプラン表に親の年齢を書きこむことで、一挙に将来に来るだろう現実にピントがあいました。
その時に書いた20年後の親の年齢は既に80代。私は大阪在住の地方出身者ですので20年後は田舎に戻らないといけなくなるかもしれないという現実を目の当たりにしました。
そのことから、将来的に「コンピュータを使って受注するような仕事ができれば田舎にいても仕事ができるかも」と思い、数年後にコンピュータ関連の仕事で派遣社員になりました。
いろいろあって結局田舎に帰り生活する事はありませんでしたが、この時書いたライフプラン表のおかげで自分の将来を書き出してみる事、計画をして進める事の大切さを知ることになりました。
ライフプラン表を作ってみよう
ライフプラン表にはどうでなくてはいけないという決まり事はありませんが、ご存じない方のために一例を作成しましたのでここに掲載します。
これを参考にご自身に合ったオリジナルのものを作成してみてください。
このようなライフプラン表はインターネットで調べてみれば配布しているサイトや入力すればライフプランができあがるようなコンテンツを提供しているサイトもいろいろありますのでそちらも参考にしてより自分に合ったものを作られると良いと思います。
ビジネスプランとライフプランは起業家にとって双方ともに大切であることがご理解いただけたと思います。頭の中で思い描くことを書き出してみる事で漠然としたものがしっかりとつかめてきますので是非一度やってみてください。