起業をしたいと思っていても周りに相談できる人がおらず、前になかなか進まないという事はありませんか?
現在はインターネットで本当にたくさんの事が調べられます。
ただ、起業セミナーの情報があってもセミナーは有料であることが多数です。
そこで今回は国などが作成している無料で起業相談できる窓口や情報が収集できるサイトをご紹介しようと思います。
無料で起業の相談ができる
よろず支援拠点は国が全国に設置した無料の経営相談所です。こちらで新規設立についても相談ができます。起業相談に行くことにハードルの高さを感じる方でも、サイトの記事を読めばいろいろな起業方法があることがわかりますので、自分自身のビジネスを考える参考になります。
サイト内の事例では、「商品を開発したが起業の方法がわからない」という事例や、「全く経営に関する知識が無い方が起業を目指し実現した」という事例も掲載されていましたのでこれから起業する方々にとっても身近に感じられて参考になると思います。
補足:全国にある商工会議所の中でも無料で起業についての相談ができるイベントを実施ている所もありますので、お近くの商工会議所のホームページも一度訪問してみてください。
TOKYOTOKYO創業ステーションは、東京都の政策連携団体である東京都中小企業振興公社が運営する、創業支援をトータルで行う拠点です。東京都内在住または都内で起業予定の方に、起業を円滑に進めるための支援が実施されています。
若者でもシニア層でも利用できるよう、様々なセミナーが実施されています。また一部の拠点では育児中の女性でも利用できるようキッズルーム(一時保育サービス)も実施されています。
LINEで起業相談ができる無料のサービス
起業ライダーマモル
独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が行っている無料サービス。個人で開始できるビジネスで起業を目指す人が、24時間365日LINEで起業相談ができるサービスです。
起業までの流れや必要な実務などの相談に対して、膨大なデータから人工知能(AI)が最適な回答を瞬時に提示をしてくれます。
パーソナル機能では起業したい「業種」や「地域」などパーソナル情報を登録することで、個人に合わせた回答を提示することができます。事業コンセプト作成機能では「起業の動機」や「自身の強み」など七つのステップでアイデアの骨組みとなる「事業コンセプト」をつくり上げることができ、1枚のシートとしてダウンロードも可能。
起業時に利用できる補助金・給付金が探せるサイト
ミラサポplusでは国が実施している補助金や給付金が検索できます。またその他にも様々な国の中小企業に向けた支援事業についての情報が掲載されています。
資金調達は経営する上で重要な課題ですので起業時だけでなく経営する中で定期的に調べるようにすればタイミングよく利用できる補助金などが見つかる場合もあります。
補助金、給付金が実施されるタイミングで必要なものの購入や自社の制度の見直しなどをすればコストも抑えられた状態で事業を改善することができます。
起業・創業に役立つ情報・必要な手続きがわかるサイト
J-Net21は中小企業と創業予定者、その支援者のためのポータルサイトです。
こちらでも補助金・助成金情報などを都道府県別に検索することができます。他のサイトの情報と被る場合もありますが、「業種別開業ガイド」は様々な業種によって違う、必要な手続きや、その業種の市場の状況、開業した場合にかかる経費のモデルケースなどが掲載されており、起業前に準備する資金の目安にもなるでしょう。また、起業マニュアルでは事業計画書の書き方や開業に関わる手続きなどが具体的に書かれているので起業準備の参考に役立ちます。その他にもたくさんの情報がストックされていますので、起業の際に役立つことも多いと思います。
融資の相談ができる
融資の相談ができる場所として一般的なものには日本政策金融公庫があります。同公庫は個人事業主や中小企業をサポートするために政府が出資してできた金融機関ですので低い金利で融資を受けることができます。
融資については最寄りの金融機関でも相談できます。その中には金利が低く万が一返済ができない場合に信用保証協会が弁済してくれる保証付きの制度融資もあります。その申し込み口は全国にある信用保証協会の窓口または銀行の窓口ですのでどちらかの窓口から相談してみましょう。
今回は国による起業支援を中心に、起業に向けて無料で利用できるものをご紹介しました。これらを利用してみるだけでもずいぶん起業のイメージを固められたり、具体的に物事を進めたりすることができるはずです。ご自身の興味が湧くことから少しずつでもすすめてみてください。